シェイクスピアの戯曲に行き詰った時は占星術的観点から理解を深めてみる

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役者をやっている人なら一度は口に出したことのあるシェイクスピア戯曲の台詞。

 

シェイクピア作品には占星術、星や宇宙に関する表現が散りばめられています。

 

占星術は17世紀までは西洋において、教養の柱であったのでシェイクスピア自身も観客も占星術に関しての知識やその表現に親しんでいたことがうかがえます。

 

私たち20世紀、21世紀を生きている現代人が西洋の文学、シェイクスピアの作品の理解に行き詰った時は占星術的観点から作品を深めてみるのも視点が変わって面白いかもしれません。

 

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シェイクスピアの戯曲に行き詰った時は占星術的観点から理解を深めてみる

シェイクスピアの作品と言えば、舞台や映画、ドラマだけでもどれほど作られてきたのだろうと思う程、目に触れる機会が多くあります。

 

milluみーる
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国内だけでなく海外も入れるとそれこそ星の数ほどあるはず!

 

名言も多数あるので興味がない人でも一度は聞いたことがあるでしょう^^

 

ナナ(家族)
ナナ(家族)

「おお、ロミオ~!あなたはどうしてロミオなの?」

 

milluみーる
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とかね!

 

シェイクスピア作品には占星術に関しての記述が随所に出てくるだけでなく、マニアックな占星術的意味合いをこめたセリフも多くあります。

 

milluみーる
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占星術を少しでもかじったことがあるならピン!とくる台詞が多々あるよ。

 

例えばこれ、「お気に召すまま」の台詞より。

 

英語の本文では、

All the world’s a stage, And all the men and women merely players: They have their exits and their entrances; And one man in his time plays many parts, His acts being seven ages. At first the infant, Mewling and puking in the nurse’s arms. And then the whining school-boy, with his satchel And shining morning face, creeping like snail Unwillingly to school. And then the lover, Sighing like furnace, with a woeful ballad Made to his mistress’ eyebrow. Then a soldier, Full of strange oaths and bearded like the pard, Jealous in honour, sudden and quick in quarrel, Seeking the bubble reputation Even in the cannon’s mouth. And then the justice, In fair round belly with good capon lined, With eyes severe and beard of formal cut, Full of wise saws and modern instances; And so he plays his part. The sixth age shifts Into the lean and slipper’d pantaloon, With spectacles on nose and pouch on side, His youthful hose, well saved, a world too wide For his shrunk shank; and his big manly voice, Turning again toward childish treble, pipes And whistles in his sound. Last scene of all, That ends this strange eventful history, Is second childishness and mere oblivion, Sans teeth, sans eyes, sans taste, sans everything.

 

この世界すべてがひとつの舞台、人はみな男も女も役者にすぎない。

それぞれに登場があり、退場がある。

出番が来れば一人一人がさまざまな役を演じる。

年齢に応じて七幕に分かれているのだ。

第一幕は赤ん坊、乳母の腕に抱かれてぐずったりもどしたり。

お次は泣き虫の小学生、鞄を掛け、輝く朝日を顔に受け、 足取りは蝸牛、いやいやながら学校へ。

その次は恋する男、かまどのように熱いため息をつきながら、嘆きをこめて 恋人の眉を讃える歌を書く。

お次は軍人、あやしげな誓いの文句をならべたて、豹そこのけの髭をはやし、名誉ばかりを 気に掛けて、癇癪持ちで喧嘩っぱやく、大砲の筒口の前で求めるものは、あぶくのような名声のみ。

それにつづくは裁判官、 賄賂にニワトリを詰め込んだ丸い見事な太鼓腹、眼光鋭く、髭いかめしく、口に出すのはもっともらしい格言や、通り一遍の 判例ばかり、そうやって自分の役を演じてみせる。

場面変って第六幕は、痩せこけてスリッパをはいた耄碌じじい、鼻には 眼鏡、腰には巾着、大事にとっておいた若いころのタイツもしなびた脛にはブカブカだ。

男っぽかった大声も、甲高い子供の 声に逆戻り、ピーピー、ヒューヒュー震えて響く、いよいよ最後の息切れだ。

波乱万丈、奇奇怪怪のこの一代記を締めくくる 二度目の赤ん坊、完全な忘却、歯もなく、目もなく、味もなく、何も無し。

松岡和子訳「お気に召すまま」

 

訳に関しては小田島雄志さんのものも松岡和子さんのものもどちらも大好きなので小田島先生の訳は最後に載せておきます。

 

上記のセリフは物語を知らなくても人生というものは7段階にわかれていて・・・とそれをうまく表現しているなと誰もが納得できる台詞ですね。

 

ですが少しここにプラスすると・・・占星術的要素が入っていることは見逃せません!

 

milluみーる
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惑星の年齢域と呼ばれるものが入っているよ!

 

これは鏡リュウジさんの「占星術の文化史」という本で扱っており、実は私もなるほど!と膝を打ったものです。

 

 

年齢に応じて七幕に分かれているのだ。

 

7つと言うのは惑星にあてはめた年齢域を表します。

 

惑星の年齢域という占星術の考え方です。

 

惑星の年齢域とは?

惑星・・・土星多め

惑星の年齢域とは「月・水星・金星・火星・太陽・木星・土星」という7つの惑星が人が年を重ねていく過程と合致していることからくる占星術の考え方です。

 

惑星が象徴する事象が人間のライフサイクルと似ていることからきています。

 

ちょっと説明が難しいので・・・以下をご覧ください。

 

milluみーる
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正確には月・太陽は惑星ではないけれどかつては惑星に分類されていました。

 

ナナ(家族)
ナナ(家族)

つまり、天動説ね!惑星の年齢域には天動説が使われているということだね!

 

【月/年齢域:0~7歳】基盤、素の自分、リラックス、心の安住地・・・人生を形成する時

【水星/年齢域:7~15歳】知性の発達、情報の集め方・広め方・・・生きるためのスキルを身につける時

【金星/年齢域:15~25歳】個人的楽しみ、趣味趣向、恋愛、人生に喜びをもたらすもの・・・好きなものを見つける時

【太陽/年齢域:25~35歳】人生の目的、目指す場所・・・社会で自分の役割を見つけ出す時

【火星/年齢域:35~45歳】行動的、活性化、攻撃性、挑戦・・・自分を社会に打ち出していく時

【木星/年齢域:45~55歳】可能性、拡大、発展、寛容、才能・・・得たものを社会に還元する時

【土星/年齢域:55歳以降】制限、枠組み、人生のテーマ、生き方、最終地点・・・自分なりに人生の結論を出す時

 

上記を見ると、その年代ではどの惑星の影響を受けやすいのかということがわかります。

 

ではそれを先程のシェイクスピアの台詞に当てはめてみると・・・

 

月の影響(人生を形成する時)を受けている0歳~7歳・・・第一幕は赤ん坊、乳母の腕に抱かれてぐずったりもどしたり。

 

水星の影響(知性の発達時)を受けている8歳~15歳・・・お次は泣き虫の小学生、鞄を掛け、輝く朝日を顔に受け、 足取りは蝸牛カタツムリ、いやいやながら学校へ。

 

金星の影響(恋をする時)を受けている16歳~25歳・・・その次は恋する男、かまどのように熱いため息をつきながら、嘆きをこめて 恋人の眉を讃える歌を書く。

 

太陽の影響(社会での成功を求めている時)を受けている26歳~35歳・・・お次は軍人、あやしげな誓いの文句をならべたて、豹そこのけの髭をはやし、名誉ばかりを 気に掛けて、癇癪持ちで喧嘩っぱやく、大砲の筒口の前で求めるものは、あぶくのような名声のみ。

 

火星の影響(自分を社会に打ち出していく時)を受けている36歳~45歳・・・お次は軍人、あやしげな誓いの文句をならべたて、豹そこのけの髭をはやし、名誉ばかりを 気に掛けて、癇癪持ちで喧嘩っぱやく、大砲の筒口の前で求めるものは、あぶくのような名声のみ。

 

注・・・兵士は軍神マルス(火星)、木星は裁判官を意味するので多少台詞がかぶっている

 

木星(得たものを社会に還元する時)の影響を受けている46歳~55歳・・・それにつづくは裁判官、 賄賂にニワトリを詰め込んだ丸い見事な太鼓腹、眼光鋭く、髭いかめしく、口に出すのはもっともらしい格言や、通り一遍の 判例ばかり、そうやって自分の役を演じてみせる。場面変って第六幕は、痩せこけてスリッパをはいた耄碌もうろくじじい、鼻には 眼鏡、腰には巾着、大事にとっておいた若いころのタイツもしなびた脛にはブカブカだ。男っぽかった大声も、甲高い子供の 声に逆戻り、ピーピー、ヒューヒュー震えて響く。

 

土星の影響(人生の最終地点)を受けている56歳以降・・・いよいよ最後の息切れだ。波乱万丈、奇奇怪怪のこの一代記を締めくくる 二度目の赤ん坊、完全な忘却、歯もなく、目もなく、味もなく、何も無し。

 

上記の例は1例であり、シェイクスピアの台詞にはこうな風に占星術が取り込まれています。

 

星や月、惑星に関する記述が出てきたら違う視点から台詞を読んでみるのも面白いかもしれません。

 

「お気に召すまま」小田島雄志さん

この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女を問わずすべてこれ役者にすぎぬ

それぞれ舞台に登場してはまた退場していく、そしてその間に一人一人が様々な役を演じる

年齢によって七幕に分かれているのだ。

まず第一幕は、赤ん坊、乳母に抱かれて泣いたりもどしたり。

次は泣き虫小学生、カバンぶらさげ、輝く明日を顔に受け、歩く姿はカタツムリ、いやいやながらの学校通い。

さてその次は恋する若者、鉄をも溶かす炉のように溜息ついて、悲しみこめて吐き出すは恋人たちの顔立ちたたえる歌。

次に演じるのは軍人、あやしげな誓いの文句並べ立て、豹のような髭はやし、名誉欲に目の色を変え、むやみやたらに喧嘩っ早く、太鼓の筒朔向けられてもなんのその、求めるのはあぶくのような功名のみ。

それに続くは裁判官、賄賂の去勢鶏つめこんで腹は見事な太鼓腹、目はいかめしい半白眼、ヒゲは型どおり八の字髭、もっともらしい格言やごく月並みな判例さえ口にだせればはたせる役。

さて、第六幕ともなれば、見る影もなくやせこけて、スリッパはいた間抜けじじい、鼻の上には鼻眼鏡、腰にはしっかり腰巾着、若いころの長靴下は、大事にとっておいたのに、しなびた脛には大きすぎ、男らしかった大声も甲高い子供の声に逆戻り、ピーピーヒューヒュー鳴るばかり。

いよいよ最後の大詰めは、すなわちこの波乱に富んだ奇々怪々の一代記をしめくくる終幕は、第二の赤ん坊、闇に閉ざされた全くの忘却、歯もなく、目もなく、味もなく、なにもない。

出典@「お気に召すまま」小田島雄志

まとめ

 

・シェイクスピアや西洋文学には占星術に知識が散りばめられている

・月や星・天体に関する表現に行き詰ったら占星術の観点からアプローチしてみるのも面白いかも!

 

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